遂にお祭り当日を迎えますが、その前日に宵宮祭ということで
大当番の家に集まり、宮司さんに拝んでもらい、お供え物をもって八幡神社にみんなで向かいます。ここで僕は太鼓係ということで太鼓を担ぎながらたたきながら歩いていきました。
写真は出発前にお神酒を飲んでいるところです。
この日はあまり写真を撮れなかったんですが、神社に行き、「宮守」ということでお供え物を運び終え、神社で飲みながら、時間を過ごすという日です。
僕ら若手と女性陣は早々と22時くらいに帰ったんですが、おじさんたちは元気よく飲んだらしく、次の日集合が、朝の7時だったのですが、その時にみんな
「昨日何時まで飲んだ?」とか
「昨日ワシは風呂に入ったか覚えてねえ」とか
だいぶ、楽しい感じで仕上がっていた模様です。
さあ、そして当日、長い1日が始まります。
とりあえず、朝7時
「寒いです…」
今日は正装ということでスーツで来てるんですがちょっと泣きそうなくらい朝は冷え込んでます。
ストーブがんがん焚いても寒いです。
そんな中、僕は受付なのでここに座って、
お神酒をいただきながら仕事をこなしております。
朝は子供会のお神輿がここから出るそうでそれを見送った後、焚火もしながら
ただただ待つのみです。そんなに参拝者もいないので暇です。
そしてお昼を早めに済ませ、13時からは神楽の奉納です。
神楽太夫の鳥越さんはゲストハウスまつりのオーナーなので「FRIDAY BAR」で毎週お世話になっており、挨拶にいっってきました。というか、裏ずっと飲まされていました。
なんとか、はじまる頃には外に抜け出し、神楽鑑賞を。
昼神楽はあまり見たことなかったので少し新鮮です。
こどもたちお待ちかねの大黒さんの登場です。
僕も小さい頃はこの大黒さんの投げる「福の種」が大好きでした。
「福の種」というのはお菓子やお餅を、お客さんに向かって撒いてくれるのをみんなが拾うという内容で、昔は撒くのは1回だけだったのですが、最近は「福の種」が終わると子供たちがサッと帰ってしまうので、2回投げているそうです。
そして僕ら、大当番組は裏で「御湯釜祭」という初めてみる行事に。
この湯釜でグツグツとお湯を沸かし、
なにやら始まりました。
宮司が拝みながら、湯釜の中を笹で混ぜたり、五円玉を入れたり色々しています。
そして、最後にみんなでこれを飲むらしいです…
「まずい・・・」
まあ、そりゃそうでしょうね。うまいはずはない。
途中、柄杓でお湯をみんなにかけたりと、謎だらけの行事ですが、自治会長が言うには、聖徳太子のころからこの行事はあって、お湯をかけたり、飲んだりする際に「熱い」といった人が悪人という文献があるとかないとか言われていました。
そして、神楽も佳境に入っております。
鬼からの最後は
オロチ退治。久しぶりに見ましたが、楽しかったです。神楽の詳しい話はまたいつか。
これにて、祭りの大体の行事は終わり、この後、自治会長の家に帰り
2週間前にぶっ刺したのぼりを下ろします。
前回、みんなで頑張って刺した杭は相当、手強かったです。
その後、公民館に帰り、反省会という名の飲み会があり、長かった祭りもすべて終了です。
めんどくさいなあと思わず、前のめりで楽しんでみたら、思った以上に楽しかったです。普段会うことのなかったご近所さんともお付き合いができたし、色々知らないことも知れたしと、充実したお祭りでした。
自治会費取られたり、草刈りとかいろいろありますが、地域の横のつながりがしっかりしているのは、僕らにとっても、子供たちにとってもいいもんだなと思えたので自治会に入って良かったなと思えました。