【異所性蒙古斑】と【田倉牛神社】のお話

4月に生まれたうちの娘には大きな痣がありました。

病院で聞いたところ、「異所性蒙古斑」(背中やお尻以外にも蒙古斑ができることがあります。これを異所性蒙古斑と呼んでいます。蒙古斑は大きなもの、色が濃いもの、背中お尻以外にあるもの(異所性)は消えにくい、と言われています)と言われました。

 

やっぱり勧められたのはレーザー治療でした。

そして出来れば早めの治療がいいみたいです。

 

・赤ちゃんのうちならしっかり押さえてレーザー照射ができますが、2歳をこえると押さえつけること自体が難しくなり、うまく照射ができなくなります。その結果として色むらになりやすくなります。

・小さなうちならレーザー照射の面積も少なくて済みますが、成長するとどんどん照射範囲が広くなり、患児も医療者も大変になります。

・レーザー照射は皮膚の薄い赤ちゃんのうちのほうが、1回の効果が高いです。大人になって皮膚が厚くなるとそれだけあざが消えにくくなります。

・ただし、赤ちゃんでも大きなものでは全身麻酔が必要になることもあります

 

 

なので漠然と、うちもそう思っていたのですが、嫁の友人のあっちの方に長けている方が

 

「岡山の備前市にある田倉牛神社にいったら治る気がする」

 

と言ってくれました。

 

「?」

 

とりあえず、検索してみました。

田倉牛神社

 

これじゃ、よく分からないです…

いろいろ調べてみて分かったことはどうやら「異所性蒙古斑」に効く神社ってわけではなく願いが叶うと評判の神社みたいです。

ぼくら夫婦は基本的には霊感やらそっち方面に傾倒してるわけではないんですが、娘の足がキレイになるなら出来ることはやろうということで田倉牛神社に行ってきました。

うちも岡山県ですが、備前市とはほんとに端っこ同士でナビをセットするとちょうど100kmありました。

(ちなみに東京から100kmは湯河原辺りだそうです…)

 

高速に乗って和気ICでおりて

この無料駐車場に車を止めさせてもらい

この線路を渡り

すぐ見えます。

そしてここの神社は神殿がないそうです。

入口に「お供え牛」という備前焼で焼かれた牛がいます。

願い事のある人は神社の入り口で備前焼の牛を1000円で買い、山になっている牛の中で1つを選びます。そしてその牛と購入した牛を交換して持って帰ります。その後大願成就した時に、借りた牛に新しい牛を一つ加えた2体を返すことになっています。

この階段を登っていくんですがなかなかキツイです。

うちの子も妹のために頑張ります。

そして辿りついたのがここです。分かります?

もっと近づくと

もっと

まだ分かりにくいですよね?

そうなんです、全部牛なんです。

なんでも30万個くらいあるとかないとか言われています。

この中から「これだ!」というのを選ぶんですが

まずは下で買った牛をお供えして

今日はお姉ちゃんが選びました。

ろうそくと線香も下で牛を買った時にもらっていたので焚いて「足の痣がきれいになりますように」とおねがいしてきました。

牛1体で願いが1つという風に書いてあったんですがうちは今日は次女のためだけの1つに絞ってお願いしてきました。

この牛の量は願いが叶った人が倍にして返すので、どんどん牛像が増えていくんですね。もともとは農耕の神として飼い牛の病気平癒を祈願したみたいですが、今は家内安全、商売繁盛、健康祈願などいろんなお願いができるみたいです。

今日は平日で僕ら以外の人は見かけませんでしたが

ここに書いてあるよう一月、五月、九月の五日が大祭みたいなのでこの日に来れば賑わってるのかなと。

そして帰り道は階段ではなく坂道を下りながら帰りました。

願いが叶う日が先か、レーザー治療を決断する時が先かは少し後のお話になりそうです。