久しぶりに写真を撮って頂いたし、このギターについて。
Martin D-28
2005年に何となく楽器屋に行って店員さんと話をしていたところマーティンの話などになり、店員さんから「弾いてみますか？」的な流れになり、当時俗にいう高級ギターを弾いたことなかった僕は「いや、そんな高級なのに弾かせてもらっていいんですか？」って感じに恐縮しちゃったんですが、気さくな店員さんのおすすめで人生初のマーティンを弾かせてもらいました。
「衝撃！！」
とはまさに。
ほんとに買うつもりで楽器屋に来たわけじゃなかったんだけど、音の鳴り、倍音、余韻すべてのことが衝撃的でした。
もうほんとにコードのCを弾いただけでも今までと同じ楽器かと思うくらいの違いに驚愕でした。
その頃は親が昔使っていたというYAMAHAのFG-151というその当時に流行っていたというギターを使っていて、そのギターも結構いい音がしているつもりだったんだけどもう全然でした。
ちなみにD-28のDというのは、
- 0 ：ボディ幅13 5″：
- 00：ボディ幅14 5/16″：ダブルオー
- 000：ボディ幅15″：トリプルオー
- D：ボディ幅15 5/8″：ドレッドノート
- J：ボディ幅16″：ジャンボ。
このドレッドノートと言われる大きさで比較的スタンダードな形で当時ミスターチルドレンの桜井和寿さんもこれを使っていたので何となく知ってました。
そのD-28の28というのは
- 15：オールマホガニーボディ、ローズ指板＆ブリッジ。
- 18：スプルーストップ/マホガニーサイド＆バック、ローズ指板＆ブリッジ。バインディングなど簡素な装飾を持つスタンダード仕様。
- 21：スプルーストップ/ローズサイド＆バック。指板＆ブリッジはローズ又はエボニー。
- 28：スプルーストップ/ローズサイド＆バックで指板＆ブリッジはエボニー。バインディングが豪華に。
- 35：28のバック材が3ピースに。
- 42：28を基調に象牙調のバインディング、アバロンインレイなど豪華仕様。
- 45：42に施すインレイを増やして更に豪華に。
そして、一緒に弾かせてもらったのがD-18。
これは僕が大好きなギタリストX JAPANのhideさんが愛用していたモデルで、このD-18もたまらなくいい音がします。
ただ、どちらもいい音なのですが明らかに音に違いがあります。イメージ的にはD-28はどちらかと言えば倍音が綺麗で低音もしっかりしたバランスのいい感じに対し、D-18はジャカジャカかき鳴らすのが似合うタイプ。
買うつもりはなかったけど、どちらの音も体に染みて忘れられなくなり、家に帰ってもその音の事ばかり考えるようになってしまいました…
その後、何日か経ってもその感情が薄れず「恋」をしたような状態で家のYAMAHAを弾く気分にもなれず、買う決心にだんだんなっていきました。
ただ、D-28かD-18か問題はなかなか決めきれず、買う決心をして店に行くまで決めきれないままでした。
そしてまた店員さんに相談しにいって決めました。
当時D-28は定価34万でD-18は32万でした。（ちなみに今はD-28は41万になっててびっくり！）
ですが、定価っていうのは定価で店頭では当時26万くらいでした。Ⅾ-18が24万くらいで2万円の差はあるんだけど、そこは値段じゃないんですよね。。。
結論をいうと、そのころ音楽活動を一切していなく結局のところ「絶対この音じゃなきゃダメなんだ」という強い思いがなく、Ⅾ-18のジャカジャカ行ける感じもすごいいいんだけど、バランスのいいD-28を選ぶことにしました。
このケースはサービスで付いたんだけど、定価は4万。高っ
そして、遂にD-28を手にするわけですが、これがなんと、音が綺麗すぎて、扱いきれないのなんのって。。。
当分のあいだ結局YAMAHAを弾くという意味の分からない日々が続いてしまいました。
今だからこそ、ある程度弾きこなせるようにはなったけど、結果自分がどんな音を求めているかがアコースティックギターを選ぶ時のポイントじゃないでしょうか。そして、特性を理解した上で、出来るだけ試奏はしたほうがいいです。
おんなじ名前のギターでも絶対違います。この世に同じギターはないと言われてます。
あと、僕は新品を購入しましたが店員さんに「10年後はもっといい音になりますよ」と言われました。
木がしっかり乾いてギターが落ち着いてきたら凄いです。
僕のギターも2004年製でちょうど10年たったころは見た目の色も音もすべてがアップグレードされたような、かなりいい状態になってました。
なので逆に敢えて即戦力として中古を選ぶのもありかなと思います。
でも最近メルカリやヤフオクで売られてるのをみて良くみんな買えるなあと不思議におもいます。
とりあえずおすすめは楽器屋行って恋に落ちたら買おう！です。