【地域おこし協力隊】最初の年末を迎えて

2018年も今日で仕事納め。今年は東京から岡山県井原市に引っ越してきました。

2017年の夏に井原市が協力隊を募集しているというのを見つけて、当時働いていた大木屋を3月いっぱいで退職することにし、地元井原に戻ってきました。

地域おこしについて考え出して早1年。まだまだ分からないことだらけですが、時間だけは過ぎていきます。

赴任してきた、井原市には現在15人ほどの協力隊の方がいるけれど、僕の地域の出部(いずえ)地区にとっては初めての協力隊。
誰も何も教えてくれるわけではありません。仕事をくれるわけでもありません。
何もしなくても時間は過ぎていきます。
なのでとにかく最初のころはいろんなことを調べたり、方向性もないままブログも始めたりと出来ることからコツコツとコツコツしてました。

そして最初の大きなアクションとしては、僕の歓迎会の時にカラオケで歌を歌ったらみんなから「上手~!」といってもらい館長が「じゃあ、公民館で歌おう」とか、そんな流れで

2カ月目の5月にうたごえ広場ということで演らせてもらったんですが、これが地元のローカルテレビ井原放送や

新聞にも載せてもらい「歌う協力隊」としてデビュー。
そこから、いずえ公民館はもちろん大江公民館・野上公民館だったりと、ちらほら歌で呼んでもらえる流れを生みました。

1番大きかったのは飲み屋で楽しく歌ってたら、井原の夏祭りの実行委員的な方と盛り上がり「夏祭りに出なよ~」と言っていただき、いずえを飛び越えていきなり井原全土のお祭りで歌うことも決まりました。

 

 

が、7月に西日本を襲ったあの豪雨に井原も甚大な被害を受けました。

この西日本豪雨災害は、井原のお祭り的な楽しい要素を軒並み自粛するという流れに向かわせました。
ほんとに多くのイベントが中止になりました。夏祭り・花火大会・盆踊りなどなど美星地区なんかは9月の大きなイベントを早い段階で中止を発表するなど、実質の被害はもちろんのこと、経済活動にも影響を及ぼしました。

ぼくら協力隊は相次ぐイベントの中止を受け

少しでも井原市の力になれることを、と話し合いボランティアという形を選びました。
7月の多くの時間をボランティアに参加しました。

そんな中、ひと月が経ち聞こえてくる声は、「祭りが全くないのもさびしいねえ」などと何でもかんでも自粛はどうなのというみんなの声。
そこでいずえ公民館で祭りをやってしまおう!と館長の一声で

こんな企画を。

もちろん自粛ムードがないわけじゃありません。なんせ、亡くなった方もいますし、家が浸水して通常の生活にまだ戻れてない方もまだいる頃です。ならば両方の声を救い上げるようにとチャリティにしました。そして批判されても楽しんでくれる方がいるならそれはそれで、今回だけだしガタガタ言わずにやろう!という形でいずえ公民館オールスターズでイベントを決行しました。

もちろんまた歌いました。結果、来てくれた人には喜んでもらえたんじゃないかなと。

義援金の方も想像よりも多く集まり思った以上にいいイベントになったなと思ってます。

と、少し表に出やすい活動と共に裏方的な活動もしています。
冒頭に誰も仕事をくれるわけではありませんと言いましたが

ちょこちょこ印刷物を作ってくれとか、チラシを作ってくれとか、こまごまあります。そして1番デカいのがまちづくり協議会の会計…
100万くらいの予算があるのですが、来たばかりの僕に任せるところにびっくりです。

まあ、ほんと全部総括するのはどんどん長くなるんですが、地元に戻ってきていわゆる田舎暮らしの中でやってみたかったことが幾つか叶ったのは嬉しいです。

釣り!

畑!

飲み屋!

地域おこし協力隊になったおかげで思いがけない方向へ向かっていくことが多々あり、もちろん楽しいコトばかりじゃないこともありますが、なるべくマイナスをプラスにも変えていってすべてのコトを楽しんでいけるようにしたいです。2019年は協力隊2年目に突入するんで更なる活動を頑張ります。

みなさん良いお年を!