【Gibson J-45】を語る。あくまで自分の45のお話。

J-45とは?


マーティンのD(ドレッドノート)に対抗してギブソンが1934年に発表したモデルでアコースティックギターの中ではもっとも有名で広く使われたギターということです。
日本の有名ミュージシャンも多数使用しています。
(手前がⅮ-28、奥がJ-45)

J-45との出会い


2005年にふと楽器屋でマーティンを試奏させてもらう機会があり、めちゃくちゃ惚れこんでしまいました、その惚れこんだギターがⅮ-28とⅮ-18でした。
その28と18の数字の差に何があるんだと思うでしょうが、弾き比べると全く別物なんですよね。。。
当時、ぼくは音楽活動というものをやっていなかったので、こういう音が絶対欲しいというこだわりがあまりなく、比較的ジャカジャカ鳴らす18ではなく、安定したオールラウンドな仕事をする28を選びました。
結果、当時はそのⅮ-28の音にとても満足していたんですが、あのジャカジャカ感が恋しいときがありました。
そんなときでした。

知り合いが諸事情により、新品のギブソンJ-45を手放すというんです。
新品で当時24万くらいしたと思うんですが、査定したら12万と言われたそうです。いやいや、12万ってもったいなくない?と思い、Ⅾ-28を買ったばかりだったのに勢いでそのJ-45も知り合いから買い取ってしまいました。。。

その後のJ-45との行方


その後、音楽活動として都内で弾き語りのライブなどでアコギを使うんですが、当時僕が選んで弾いたのはⅮ-28でした。あまりにJ-45を弾く機会がなくなり過ぎたので、友人に売ることにしました。
しかし、その友人がなかなかお金を作れず、1年くらいJ-45を渡したままお金を払えなかったので次の友人に売ることにしました。しかし、どんな因果かその友人もお金が払えず、また1年くらいして、僕のところにもどってきました。
そのあと、ちょうどギタリストの方が貸してほしいということでまた1年くらい旅立って、返ってきたその後、家に置いておくのもちょっと荷物になってしまうので、弾いてくれそうな友人宅に置かせてもらっていました。

そしてやっと、2018年引越しを機に久しぶりに我が家に返ってきました。

現在はというと・・・


めっきりJ-45を弾いてます。カバーばっかり歌ってるんですが今はこのJ-45のジャカジャカ感がたまらないです。

数奇な変遷をたどって結局戻ってきた僕のJ-45。傷ひとつなかったギターも今ではこんなに精悍な佇まいなっています。
もちろんⅮ-28を弾かなくなったわけじゃないですが、ぼくとJ-45とのお話でした。

他にも


ヒストリックコレクションなんだよとか、話そうと思ったけど、とりあえずいったん終わります。最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。